医療事故に遭ったかも!?どうしよう…と思ったら
2020.06.01
医療事故というのは,身近に起こった経験のない人にとってみればどこか遠い世界の出来事のように思えるかもしれません。
しかし,実際には医療事故は,いつでも・誰でも被害に遭ってしまう可能性があるものです。
・気軽な気持ちでお父さんが検査入院したら,なぜだか分からないけれど意識不明の状態に陥ってしまった
・陣痛が来たのでマタニティクリニックに入院したところ,複数の妊婦の出産が重なり後回しにされ,いざ出産したら子どもに重篤な後遺障害が残ってしまった
・親知らずを抜歯する予定だったのに一つ手前の歯を抜歯されてしまった
・美容のためにヒアルロン酸を注射したら炎症を起こして引き攣れができてしまった
このように,医療事故の中には,「健康だったはずの人」が医療機関での診療後に重篤な結果,悪い結果に陥ってしまうという例は少なくありません。ですから,医療事故に遭う可能性というのは,病気をかかえた一部の人にだけあるものではなく,いつでも・誰にでもあるものだといえます。
医療事故に遭ったときに,直ちに「あ,これは医療事故だ!」といえることは多くありません。結果が悪かったこと=医療事故,とはいえないからです。このブログをご覧いただいてる一般の方の認識とは少しずれがあるかもしれません。
医療事故に遭ったかもしれない,そう感じたらぜひ弁護士に相談してください。弁護士は敷居が高いと思われるかもしれませんが,被害を回復するためには専門家の意見を聞くことが重要です。
そして,相談をするならできるだけ早い方がよいです。医療事故に遭った直後は,その対応に追われ中々相談をする余裕がないかもしれません。しかし,相談の時期が早ければ早いほど,医療事故に関する証拠の収集について弁護士からできるアドバイスも多くなります。そして,弁護士のバックアップがあることで,安心して対応をすることもできます。
医療事故にあったかも!?どうしよう…と思ったら,できるだけ早く弁護士に相談してください。それが,1日も早い被害回復につながります。
(会員弁護士 H.U)