全記事一覧
2019.01.16
病院が病院として機能するために
今年の6月頃、ある医療機関で、CT検査で「腎臓がんの可能性」と診断されたけれども院内で情報が共有されず、患者さんが亡くなられた事件が大きく報道されていました。
患者……
2018.11.26
素人判断は大怪我のもと
1 弁護士は事件を受任した場合は,できる限り早く事件処理に着手し,遅滞なく対応しなければなりません(弁護士職務基本規程第35条)。これは,通常の事件であれば当たり前のこと……
2018.10.26
密室の医療ミスの証明!ー産科医療補償制度の救済の外でー
2009年(平成21年)1月、産科医療補償制度ができましたが、その制度で救済されない産科の医療過誤事件があります。
出産の際に子どもが脳性麻痺となった場合には、この……
2018.06.02
コミュニケーションは難しい
医療過誤事件に係わって早20年程になります。その間に受けた多種多様な相談において,未熟な技術や杜撰な処置によって医療過誤が起こったというものではなく,コミュニケーション能……
2018.05.11
美容医療サービスと医療事故
1 近年,美容整形(美容医療サービス)にまつわる相談が増えてきました。
相談内容は,大きく
契約に関するトラブル(例:強引な勧誘を受けた。手術代のために高……
2018.03.01
専門委員制度について
医療訴訟では、必ず医師による鑑定が行われると思っている方も多いかもしれませんが、必ずしも鑑定が行われるとは限りません。なぜなら、まず、鑑定をするには、1件約50万円ほど……
2018.02.09
診療ガイドラインの講演会に参加して
平成30年1月29日、大阪弁護士会医療委員会と大阪地方裁判所医事部との懇談会に参加しました。
今年のテーマは「診療ガイドライン」で、ガイドラインに精通されている2名の医……
2017.11.27
医療事故全国一斉電話相談(平成29年12月2日開催)のお知らせ
大阪医療問題研究会は、全国各地で、医療過誤事件について患者側の立場で取り組んでいる弁護士の「研究会」又は「弁護団」と連携した活動を行っています。
その一環として、定期的……
2017.11.26
医療事件の解決方法としてのADRについて
私が代理人として医療ADRの申立てをしたある医療事件について,先日,相手方の病院との間で和解が成立しました。
ADRとは耳慣れない言葉かもしれませんが,Altern……
2017.11.09
医療過誤か否かの調査
患者側で医療事件に携わっている弁護士の多くは、医療事件に関してはすぐに相手方医療機関に対して損害賠償請求を行うということはせず、まずは医療過誤であるか否かを調査するとい……