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第40回 医療問題弁護団・研究会 全国交流集会(鳥取)

2019.04.11

日本全国には医療過誤事件に患者側代理人として取り組んでいる弁護士が多数います。各地で弁護団や研究会を構成し,日々活動しております。このような弁護団や研究会に所属している弁護士が年に1回集まって研究成果を発表したり,情報交換を行なう場が全国交流集会です。

今回の全国交流集会は2018年11月16日(金),同月17日(土)の2日間,鳥取県米子市で開かれました。以下,全国交流集会についてご報告します。

 

1日目は「医療従事者の過重労働問題」をテーマに4名の方(医師1名,薬剤師(小児科医であった配偶者を亡くされたご遺族)1名,弁護士2名)からの基調講演があり,その後パネルディスカッションが行なわれました。また,2日目は「羊水塞栓事案の高裁逆転判決から~羊水塞栓事案の知見と解決の展望について」(青山雅幸弁護士:静岡医療事故研究会),「埼玉県の救急医療の現状~その後の取り組みについて」(埼玉医療問題弁護団)をテーマにした事例報告・研究発表が行なわれました。

 

「医療従事者の過重労働問題」のテーマの中で,医療過誤の原因の一つとして医師の過重労働が考えられ,その過重労働を改善するためには医師の増員や医師の労働時間の正確な把握,主治医制から交代制(複数主治医制)への転換が必要であることなどが議論されました。また,医師を含む医療界全体が労働時間を適正に管理することが,ひいては患者の安全で質の高い医療を受ける権利の保護につながること,そのためには国民全体が適正な受診を心がけるなどの行動がとても重要であるとの意見交換がなされました。さらに,過重労働は人が倒れるまで問題となりにくいが,倒れてからでは遅すぎるのであって,本当は人が倒れなくなる社会になるよう社会全体で取り組む必要がある課題であることも指摘されました。

 

医療過誤事件の患者側代理人としては,単に医療過誤を引き起こした医師個人の責任を追及すればよいのではなく,その背景に過重労働が影響している可能性についても考え,患者側代理人として医師の過重労働の改善につながるような活動も行なっていくべきであると痛感致しました。

 

今後もこのような全国交流集会に積極的に参加し,同じ志を持つ多くの方々とともに研鑽を積んでいきたいと思います。

 

会員弁護士 M・M

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